チョン・ミョンフン指揮・東フィル ブラームス:交響曲第1、2番 |
バスを降りて駅に着くまでのわずかな時間にズボンまでぐっしょり。
夕刻小雨の中をサントリーホールに出向く。2009.7.24(金)
東京フィル定期演奏会。
指揮:チョン・ミョンフン
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ブラームス:交響曲第1番、第2番
オークションで手に入れたのは2階のLA席で、オケをちょうど左横からのぞき込むような座席位置。
指揮者の様子はバッチリだ。
LA席では、やはりオケ全体のバランスとかを聞き取るのは難しい。
それに楽器に近いこともあって木管とか金管楽器の音色がやや荒く聞こえるのはやむを得ないだろう。
第2番ではトロンボーンの脇にチューバが加わったことなどすぐ分かる。
コントラバスは通常は8台だと思うが、当夜は10台に補強しているようだ。
ヴィオラは14、チェロ12と数えられたが残念ながらVn群は視界が遮られて不明。
ヴィオラが真っ直ぐによく聞こえる。
第1番
思いもかけずにゆっくりしたテンポで始まる。
コントラバスの増強効果もあるのか、低音がしっかり、荘重で重々しい。
チョンは指揮棒を手にしている。先日の《椿姫》では指揮棒をもたなかったが。
第4楽章のホルン、心配するまでもなく、霧をはらうようにスッキリと鳴り響いた。
そして、最後のフィナーレ、チョンが笑顔をオケに送った瞬間があった
「やったぜ」という感じかな
第2番
オケにもさすがにリラックス感が出てきた。わずかにアンサンブルがゆるんだか?
緻密なオケの広がりが良い。第3楽章の優雅さが印象的。
もちらん最後のフィナーレの盛り上がりもすごかった。
こちら第2番の方が、チョン―東フィルコンビには良くマッチするようだ