神奈川県民ホールのパイプオルガン |
このプロムナードコンサートは毎月開かれているようである。時間は短いものの無料だ。パイプオルガンはドイツのヨハネス・クライス社製とのこと。いずれ詳細を調べたいものだ。小ホールにぴったり収まっている。中型といったところか。
オルガニストは小川有紀さん。芸大からフランス国立リヨン高等音楽院で学んだそうだ。舞台には鮮やかなコバルト色の衣装で登場した。
解説によれば、今年2010年はJ.S.バッハの長男フリーデマン・バッハ(1710-84)の生誕300年とのことだ。そのフリーデマンのためにバッハが作曲した作品、それと20世紀の作曲家M.デュプレの曲が演奏された。
オルガンは、なかなか華やかな音色。ホールの容量のためか、いかにもパイプオルガンといった雄大な低音にはちょと欠けるように聞こえた。
オルガニストの演奏ぶりを目の当たりにすると、やはり大変そう。両手だけでなく足でのペダル操作が必要である。それに音色を変えるためのストップ操作も。
バッハの曲はいずれも優しさに満ちた家庭的な雰囲気である。
さすがに賛美歌をもとにしたものは荘厳である。
ディプレの曲はまったく曲想が変わる。リズムなどに工夫を凝らしてありしゃれた感覚でもある。
こんなに気軽にパイプオルガンを聞くチャンスがあるとは思わなかった!
よい企画がこれからも続けて欲しい。
【演奏曲目】
◆J.S.バッハ
W.フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集より
小プレリュード ハ長調」BWV924
シュテルツェル氏のパルティータ、J.S.バッハ作のメヌエット BWV929付き
キリストはわれらに至福を与え BWV620
いと高きところの神にのみ栄光あれ BWV662
◆M.デュプレ
ブルターニュ組曲より
子守歌、糸を紡ぐ人
◆J.S.バッハ
最愛なるイエスよ、われらここにあり BWV731
私もブログに楽しいオペラ「愛の妙薬」の感想を載せましたので是非読んでみてください。
http://desireart.exblog.jp/10479853/
よろしかったらブログの中に書き込みして下さい。
何でも気軽に書き込んでください。
オルガンが比較的小型のためか軽い音色のように思いました
たった今こちらを発見。お礼が遅くなりましたが、あの日は確かひどい雨だったのに演奏会に来て下さって本当にありがとうございました。励まされます。
華やか、軽めな音色はまさにその通り!! といっても必ずしも楽器のせいではなく、ランチタイムの短時間のコンサート用に、なるべく軽く気軽に、プログラムを組んだことが大きかったように思います。
ブログをお借りして恐縮ですが、被災地のためのボランティアコンサートを急きょ行います。5月7日(土)14時から、上野の日本基督教団下谷教会にて。新設されたばかりのパイプ・オルガンです。良かったらお問い合わせ下さい。http://www.purple.dti.ne.jp/shitaya/index.html