俊友会定期演奏会 フランク:交響曲 |
すみだトリフォニーホール 20105.1(土)
指揮:堤俊作、管弦楽:俊友会管弦楽団
いつもながら演奏曲目はバリエーションに富むものであった。
《仮面舞踏会》は冬期オリンピックのフィギャア・スケートで使われたのが話題ですね。
それに今回はヴァイオリン独奏に元N響の徳永二男さんを迎えている。
さすがに徳永さん、オケには失礼ながらダントツのテクニックと音楽。
余裕をもってチャイコフスキーを弾ききった感がありました。
最後にフランクの交響曲。
第3楽章冒頭のテーマなど、爽快感が感じられるのであるが、
全体的には重厚感たっぷりである。
演奏も難しそうだ。スコアも緻密に入り組んでいる様子がうかがえる。
コールアングレ(イングリッシュホルン)が、どこかなつかしい響きで、良い演奏でした。アンコールは循環形式とはこういうものですよという、堤さんの教育的な演奏だったか。
<演奏曲目>
ハチャトゥリアン:組曲《仮面舞踏会》より
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン独奏:徳永二男
フランク:交響曲ニ短調
ちょうど五月晴れの一日。錦糸町の駅を降りてホールに向かうと、道路の切れ目の向こうに建設中のスカイツリーが見えた。