ピアノソロ&弦楽アンサンブル公開講座 |
というのに行ってきた。横浜みなとみらいホール(小) 2010.9.4(土)
なかなかユニークで興味深いコンサートであった。
チケットは、たまたまYAHOO!オクで手に入れた。
コンサートは2部構成で、前半はピアノ独奏、後半が本日のメイン――前澤均さん(元N響奏者)による、室内楽の指導の様子を公開するというもの。
前半のピアノ独奏は、ショパン、Jazz風なもの、それにスペインとバラエティに富むものであった。なかでもグラナドスに魅力を感じました。生き生きとした曲想。それにピアノの爪川絵美子さんも自信をもって弾きこんでいる様子がうかがえた。
後半の弦楽アンサンブル。曲目の選択にもかなりの配慮が感じられました。ブラームスの6重奏曲など、映画『恋人たち』に使われていることは知っていました、実演で聞く機会はありませでした。
確か、「室内楽でしか知性は表現できない」と、前澤さんがおっしゃったように覚えているのだが。前澤さんの指導でどんどん見違えるように演奏が変わっていく。各人が、お互いのパートを尊重しつつ、自己を最大限に主張するという難しさがある。
プロジェクターで、楽譜の該当個所がスクリーンに投射されるのもわかりやすい、……(譜面は読めないんですが)
ピアニスト吉原明子さんの演奏・司会も好ましいものでした。
後になって、吉原さんのコンサートに以前うかがったことを思い出しました →こちら
◆サファリオーケストラ →→こちら
【プログラム】
<前半> (ピアノ独奏)
ショパン:バラード第1番 吉原明子
上原ひろみ:《Vital Vegas》から 大竹将也
グラナドス:演奏会用アレグロ 爪川絵美子
<後半> (弦楽アンサンブル。指導:前澤均)
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第16番 第1楽章
シューベルト:ピアノ五重奏曲《ます》第1楽章
ブラームス:弦楽6重奏曲 第2楽章