しんゆり・ジルベスタ・ガラコンサート |
「しんゆり・ジルベスタ・ガラコンサート」に行ってきた。(2010.12.31)
多彩なプログラム、耳慣れた定番アリアを、次々と楽しんだ夕べであった。
歌手の皆さんも全力投球で楽しませてくれた――声がホールに鳴り響きました。
このジルベスター・コンサートは、今年が初の試みであったようだが、続けてほしいものだ。
オーケストラ演奏からオペラ/合唱まで、バリエーションに富んだ曲目がならんだ。
ウクライナの民族楽器・バンドゥーラにも初めてであった。63弦あるとのこと、どこかリュートに近い響きのよう。
オケは、今年から活動を開始したという、テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ。団員に若い人が目立ったので心配したが杞憂であったようだ。しっかりした響きが聞こえた。コンサートミストレスは瀬川光子さん。
指揮は、星出豊、田中一嘉、松下京介の3氏。いずれもオペラ指揮のベテランか。それに合唱は麻生合唱団と藤原歌劇団合唱部。
【ソリスト】
光岡暁恵(S)、廣田美穂(S)、オクサーナ・ステパニュック(S・バンドゥーラ)、Jisong(S)、小山陽二郎(T)、牧野正人(Br)、大石洋史(Br)
<プログラム>
[第Ⅰ部]オーケストラの祭典
・ビバルディ:Vn協奏曲集《四季》から第4番ヘ短調「冬」
・レスピーギ:《ローマの祭り》
[第Ⅱ部]歌の祭典
・マスカーニ:歌劇《カバレリア・ルスティカーナ》から「オレンジの花の香り」
・ロッシーニ:歌劇《セヴィリアの理髪師》から「私は町の何でも屋」
・アルビノーニ:アダージョ
・ウェッバー:レクイエムから「ピエ・イエズ」
・ヴェルディ:《アイーダ》から「勝ちて帰れ」
・ドニゼッティ:《ランメルモールのルチア》から
「私の祖先の墓よ」、「香炉はくゆり」(狂乱の場)
・ヴェルディ:《椿姫》から「プロバンスの海と陸」
・ヴェルディ:《ナブッコ》から「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」
・レハール:《メリー・ウイドー》からワルツ「高鳴る調べ」