名曲リサイタル(公開録音):バイオリンとフルート |
2011.3.3(木) NHK509スタジオ
耳慣れた名曲を生演奏で身近に聞けるのが楽しみ
当夜はバイオリンとフルートの演奏。
司会はいつもの加羽沢美濃(コンポーザーピアニスト)と伊藤健三アナウンサー
◆バイオリンの清水有紀さんは10歳でメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲をフィラデルフィア管弦楽団と共演しデビュー
◆フルートの真鍋恵子さんは日本フィルハーモニー交響楽団・首席フルート奏者
初めのバイオリン演奏は優しい音色であった。すーっと優しく心に入り込んでくる。
座席位置のせいかバイオリンの音量レベルが低い感じである。
ブラームスのバイオリン・ソナタもしっとりした響き。
失礼ながらピアニストの藤井一興さんに存在感を感じてしまった。
藤井一興公式サイト→ こちら
NHK-BSの「クラシックミステリー名探偵アマデウス」に出演しているとのこと。
後半のフルート演奏も楽しい演奏。
最後はバッハの管弦楽組曲から第2番。
原曲がほとんどフルート協奏曲の趣きがあるので、今回のフルート/ピアノの演奏でもまったく違和感がない。
全7曲で構成される。序曲に続いて舞曲が並ぶ――ロンド、サラバンド、ブーレ、ポロネーズ、メヌエット、(バディヌリー )。
真鍋さんの今年の抱負は体力強化とのことであった。たしかにフルート独奏を眼前に聞くとかなりの体力を要することがわかる。
最後に、加羽沢美濃さんのピアノで番組のエンディング曲(くるみ割り人形から花のワルツ)の収録が行われたが、素敵な演奏でした。いままで同じピアノなのに何故あんな華麗なつぶだちの良い響きが聞こえたのか不思議でした。
【プログラム】
<前半> バイオリン:清水有紀、ピアノ伴奏:藤井一興
・ラフマニノフ:ヴォカリーズ
・ブラームス:バイオリン・ソナタ第1番《雨の歌》
<後半> フルート:真鍋恵子、ピアノ伴奏:輿口理恵
・ドビュッシー:パンの笛《シリンクス》
・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
・バッハ:組曲第2番 BWV1067
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