名曲リサイタル ピアノ:佐藤彦大、チェロ:毛利伯郎 |
於:509スタジオ 2011.11.10(木)
司会はいつもの作曲家の加羽沢美濃さんと伊藤健三アナ。
当夜は紹介にあったように若手とベテランの組み合わせ。
初めの佐藤彦大さんのピアノ。瑞々しいピアノの響きであった。
透明感があり音に浸透力がある。
曲目は、ショパン、ドビュッシー、リストとまったくタイプの違う作曲家のもの。
繊細→印象派的→豪快へと音色が変化する。
最後のリストでは一段と音量がアップしてピアノ豪快に響いた。
曲想と色彩を対比させていたが、やはりドビュッシーはモネとのこと。
後半の毛利伯郎さんのチェロ。
メンデルスゾーンのチェロ・ソナタは人柄を感じさせる温かい演奏だなと思った。
一転して、ラフマニノフのロマンチックな演奏も良かった。
帰宅して手持ちのCD↓で、メンデルスゾーンのチェロ・ソナタ(第2番)を再聴してみた。演奏も気に入った。ナクソス盤でマリア・クリーゲルの演奏。ドイツ出身のチェロ奏者でシュタルケルに師事。1981年、ロストロポーヴィチ国際コンクールでグランプリ受賞とのことだ。
<出演>
・佐藤彦大(さとう・ひろお):ピアノ
現在、東京音楽大学大学院に在学中。野島稔さんに師事
・毛利伯郎(もうり・はくろう):チェロ
読売日本交響楽団ソロ・チェリスト
・ピアノ伴奏は鷲宮美幸さん
<プログラム>
ショパン:舟歌
ドビュッシー:前奏曲集 第1巻から
第1曲 デルフィの舞姫たち
第8曲 亜麻色の髪の乙女
第11曲 パックの踊り
第12曲 ミンストレル
リスト:ハンガリー狂詩曲 第12番
メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ 第2番
ラフマニノフ:チェロソナタから 第3楽章