NHK-FM 名曲リサイタル 最終回 |
それに司会の加羽沢美濃さんがN響アワーの後継番組を担当するとのニュースもあったし
名曲リサイタルの最終録音に出向いた。さすがに参加人数も多くいつもよりも5割増とのことだ。NHK509スタジオ 2012.3.1(木)
本日の出演は馬頭琴とチェロの2組。いつもさまざまな楽器が出演し、眼前で生演奏を興味深く聞くことができた。馬頭琴とか二胡の演奏を知ったのも、この名曲リサイタルであった。それにいつも調整の行き届いたスタインウェイの華麗な響きを聞けるのが楽しみであった。
馬頭琴で演奏した、叙事曲「スーホの白い馬」の話は小学校の教科書に載っていることだ。馬頭琴は「草原のチェロ」の異名があるとのこと、さすがに草原の駆け抜ける馬のイメージが浮かんでくる。
チェロの長谷川陽子さん。予想外に小柄なのでちょっと吃驚。最後に演奏された「リベルタンゴ」はジャズ風のアレンジとのことで楽しい演奏でした。
最後に、特別メニューとのことで、伊藤健三アナウンサーの朗読で、美濃ちゃん即興ピアノ演奏を加えて、高村光太郎の「智恵子抄」から「樹下の二人」の共演があった。
東北の空がイメージされて、ちょっとジーンとしました。さすがに伊藤アナウンサーの感情を抑えた凛とした朗読に惹きつけられた。即興ピアノもマッチしていました。
<司会>
加羽沢美濃(作曲家)、伊藤健三アナウンサー
<出演者>
李波:馬頭琴、多田聡子(ピアノ)、渡辺菜生子(朗読)
長谷川陽子(チェロ)、鷲宮美幸(ピアノ)
<曲目>
辛X光:草原音詩
李波:叙事曲「スーホの白い馬」
カサド:愛の言葉
ファリャ作曲、マレシャル編曲:「スペインの7つの民謡」から
プーランク作曲、朝川朋之編曲:愛の小径
ポンセ作曲、ハイフェッツ編曲:エストレリータ
ピアソラ作曲、パネ編曲:リベルタンゴ
伊藤健三アナウンサー(朗読)&加羽沢美濃(ピアノ)
高村光太郎「智恵子抄」から「樹下の二人」
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NHKに向かう道筋にある「たばこと塩の博物館」で開かれていた、林忠彦写真展をのぞいてきた。昭和の文士の写真を集めたもの。
↓ この写真は自由にカメラで撮ってよいとの許可が掲示されていた