グランプリコンサート2015:トリオ・ラファール演奏会 |
トリオ・ラファールはスイスのピアノ三重奏団。
第8回 大阪国際室内楽コンクール 第2部門(ピアノ三重奏)にて、優勝とのことだ。
ダニエル・メラー(ヴァイオリン)、マキ・ヴィーダーケアー(ピアノ)、フルリン・クオンツ(チェロ)の3人はいずれも1986年スイス生まれ、チューリッヒで学んだ。ヴィーダーケアーさんは3歳の時に名古屋に在住と紹介されている。
3人ともがまだ20代。さすがに若々しい演奏と感じた。技術的にも安定しているようである。はじめの、モーツァルトにはちょっと緊張感があったか。シューマンは情熱的ですね。後半の、ヴェレシュはいわゆる現代音楽の範疇でしょうか。ピアノを手でたたくなどの奏法もありました。2番目の絵には静かな雰囲気を感じましたが。
ラヴェルは、とくにトリオ・ラファールの実力が発揮されたように感じました。アンサンブルが精緻でした。
<プログラム>
モーツァルト:ピアノ三重奏曲 第4番 K.542
シューマン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.110
ヴェレシュ:ピアノ三重奏曲 3つの絵画
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調