『お言葉ですが…第11巻』 |
週刊文春の連載コラムもこの8月で終了した。
今回は巻末にいままでの全11巻の通巻索引が付いており便利
それにしても、この最終巻は文春から出せなかったのか?文春も狭量ではないか
内容は例によって、日本語を中心にして豊富な蘊蓄を傾けるわけだ。
日本の敬語論というのが面白い。
敬語は「敬う心」ではなくて距離である、とは卓見ではないか
『日本の敬語論』を書いた滝浦真人さんはベタほめであるが
いつもの通り、金田一京助さんはボロくそである。
この本は、ゆっくりと丁寧に読みたい本だ。
◆ 『お言葉ですが…第11巻』 高島俊男著、連合出版刊、2006/11