展覧会へ 「湖畔の町と秘境村を描く 帰国展」 |
銀座・京橋にある「ギャラリーびーた」に出向いた。
いつもの職場からの帰り道をわずかに遠回りする道筋。
あらためて、このあたりの裏通りには、ギャラリーが数多いことに気付いた。
ビルの1階の展示室に入ったのだが、どうも様子が違う感じ。
外に出て改めて確認すると、目指すギャラリーはビルの地下にあった。
展示のテーマは、「湖畔の町と秘境村を描く 帰国展」である。
二十数点が展示されていた。横幅が1メートル近いかなりの大作もあった。
いずれも、色えんぴつとか水彩画のようである。
ちょうど会場におられた人に尋ねると、誰もが普通に使っている水彩具とのことである。とても水彩画とは思えないものばかり。
常識的に何となく思いこんでいるような、水彩風なやわらかなものでなく、エッジが際だっている。描写も写実的だ。風景画にまっちした雰囲気でもある。
作者をみると田中己永とあったが、なんとお読みするのだろうか。
えんぴつ画にしても、鉛筆の特徴を存分に発揮した繊細な描きぶりのものが多い。
添付した写真もえんぴつ画であるが、楽しげな様子が伝わってくる。
それにしても、「湖畔の町」とあるが、どの方面だろう。東欧のどこかかなと思うのだが……