大野和士のワーグナー |
3/18、日本芸術院が2009年度の日本芸術院賞と恩賜賞を贈ると発表した。
また3/31にはサントリー音楽賞の第41回(2009年度)受賞者に決まったとの報道があった。
フランス国立リヨン歌劇場の首席指揮者としての活躍と国内の病院で演奏会を開くなどの社会活動が高く評価されたそうだ。
この4月には、メトロポリタン・オペラで、ワーグナー:歌劇《さまよえるオランダ人》の公演が予定されている。メットへの登場はこれで2回目だろうか。
《さまよえるオランダ人》はモネ時代の公演をTVで観た。ハイビジョン収録の鮮明な映像とも相まって、いかにも大野らしい歯切れの良い演奏であった。→ こちら
そして、なによりも期待が大きいのは、新国立劇場での年末の公演、ワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》である。出演者をチェックすると、トリスタンはステファン・グールド、イゾルデはイレーネ・テオリンである。
このテオリンは昨年のバイロイト音楽祭のイゾルデで一躍注目を浴びた存在とのこと。
それに、先日《ジークフリート》、《神々の黄昏》とブリュンヒルデを聞いたばかりだ。
圧倒的な声量がすごい。大野との共演が待ち遠しい。