三岸節子の傑作「ヴェネチア」は堀美術館が所蔵 |
生地には三岸節子記念美術館が開館し、生涯にわたる作品群が収集・展示されている。
→三岸節子記念美術館:こちら
三岸節子の作品のなかでは、かねて個人的には「ヴェネチア」がいちばんの傑作と思っていたのだが。かつて収蔵していたヒマラヤ美術館がオーナー企業の業績不振のあおりで閉館の憂き目にあい、この「ヴェネチア」も人手にわたり行方不明と報じられた(2003年)。
残念ながら、もう目にするチャンスは無いのかと思っていた。
ところが、(緑の鏡)さんからのご連絡で、「ヴェネチア」が名古屋市の堀美術館に所蔵されていることが分かった。
2010.8.28(土)から、9.26(日)まで開催された「三岸節子 特別展(中日新聞社共催)」に「ヴェネチア」も出展されたとのことだ。残念ながら、このニュースを後から知ったので、特別展に出向くことはできなかった。
堀美術館によれば、11/13から常設展を計画しているとのこと。「ヴェネチア」も考えられているようで、楽しみだ。
→文化のみち 堀美術館:こちら
◆SMART三岸好太郎・節子 →こちら
この美術館としても数年ぶりのレベルで、彼女の特別展「色彩のエスプリ」。しかも、ポイントは、ヒマラヤからの流出作品が一定数は久しぶりに公開されているそうです。明示はしていませんが学芸員の努力とヒマラヤ崩壊からの時間経過が大きいとの事。「ヴェネチア」以外の作品ですが、この展覧会も見るべきでしょう。11/23までのはず。ご確認を。