クァルテット・エクセルシオ 定期演奏会 |
第21回 東京定期演奏会 東京文化会館小ホール 2011.6.26(日)
あいにくの雨模様のなかを上野に出向いた。
エクセルシオの演奏会に出向くのは初めて。昨年の大晦日に行われた、
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の全曲演奏会に出演したはず(行けなかったけど)。
従来からベートーヴェンを中心テーマに据えているようである。
本日の演奏曲目は、よく考えられたバリエーションに富んだプログラムである。
はじめに、モーツァルトの初期弦楽四重奏曲の第8番(ウィーン四重奏曲6曲のひとつ)。わずかに習作的な匂いを感じるが、確かにすでに魅力的なモーツアルトになっている
第1Vnの西野さんのリーダシップがくっきり出ていますね。
音量とか音色にはっきりした違いを感じました。休憩後に座席位置を変えて聞いたのですが印象は変わりません。
さすがに、ベートーヴェンは緊張感のみなぎった演奏でした。
終曲のチャイコフスキーは、時折、いかにもチャイコフスキーらしい魅力的な旋律が顔を出していました。
<プログラム>
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第8番
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第11番《セリオーソ》
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲 第3番
ヴァイオリン:西野ゆか、山田百子
ヴィオラ:吉田有紀子
チェロ:大友肇