東響定期~シェーンベルク編:ブラームス・ピアノ四重奏曲第1番 |
サントリーホール 2011.9.17(土)
プログラムはシューマンとブラームスという組み合わせ。
クララ・シューマンつながりということか。
それにしても、演奏会は18時開始で、20分の休憩をいれても20時前には終わってしまった。あっという間でちょっと物足りない。
東響の定期に出向く経験はあまりなかったが、今までの最短記録だ。
アンコールで、ブラームスのハンガリー舞曲あたりをやってくれるのではないかと、期待していたのだが。
最初のシューマンチェロ協奏曲。座席位置(2階RA)の関係か、どうもチェロがオケに埋没してしまって楽しめず残念。
ブラームス/シェーンベルク編:ピアノ四重奏曲第1番。
スケールの大きな、どこにブラームスがあるの?という感じの華麗なオーケストラ曲に変身していました。
トライアングルが加わるだけでも、雰囲気が一変するのが興味深い。
第3楽章あたり、息の長い旋律に、ちょっとブラームスの第1交響曲の面影をわずかに聞き取りました。
しかし、まるで凱旋行進曲のように元気な様子。原曲もこれだけ溌剌としていたのかな?
第4楽章の迫力も大したもの。オケも増強しているのだろう。
座席位置からは金管群にいま一歩のエレガンスが欲しかった。
<プログラム>
シューマン:チェロ協奏曲 チェロ=宮田大
ブラームス/シェーンベルク編:ピアノ四重奏曲第1番
指揮:大友直人
管弦楽:東京交響楽団 コンサートマスター=グレブ・ニキティン