俊友会演奏会:サクソフォーン協奏曲 |
昼過ぎには秋葉原へ出て総武線で錦糸町のすみだトリフォニーホールへ。
俊友会管弦楽団の第48回定期演奏会。こちらも盛り沢山であった。
開演前のロビーでは、石巻市民交響楽団の楽団員による室内楽演奏が行われた。
・モーツアルト:フルート四重奏曲
・フェルヘルスト:「ア・ソング・フォー・ジャパン」ほか
最後の金管アンサンブルの曲。たしかに東日本大震災の復興への祈りが伝わってきた。
ブラームスの交響曲は、深刻ぶった第1番より、明るく健康的な第2番が好みである。
俊友会オケの演奏。最終楽章の炸裂するようなフィナーレ、もっと力があってもよかったか。
サクソフォーン協奏曲とは珍しい。第1楽章は甘いサクソフォーンの響きと野性的なリズムが対比する。抒情的な第2、3楽章から華麗な終楽章へ。曲&演奏とも印象的であった。プロの演奏会でも聞いたことがない、俊友会の意欲的なプログラミングを感じましたね。それにしても冒頭の奏者の登場ぶりは楽譜に指定があるのだろうか?
ラヴェルの《ボレロ》。楽団総出演の熱演。さきほどのサクソフォーン奏者の須川展也さんも加わる。ハープの出番があるなんて今日初めて知りました!
<プログラム>
ブラームス:交響曲第2番
グレグソン:サクソフォン協奏曲(サクソフォン独奏:須川展也)
ラヴェル:ボレロ
指揮:堤俊作、管弦楽:俊友会管弦楽団
須川さんの演奏は本当に素晴らしく、私達もステージの上で聞きほれていました。
協奏曲の冒頭は、楽譜に「舞台の裏で」と指示があります。
ソリストが出てこないので、不思議に思われたお客様も多かったのではないでしょうか。
これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします。