NTT DATA コンサート オブ コンサーツ |
サントリーホール 2014.9.22(月)
ひょんなことから題記コンサートのチケットが手に入った。株式会社NTTデータが毎年主宰するコンサート。今年は19回とのことだ。聞き慣れないオーケストラなので、アマオケかと誤解していた。プログラムを確認すると選り抜きのプロ集団らしい。舞台に登場した奏者には、TVでよく見るN響メンバーがそこここにいるではないか。
座席はLA席でオケの真横。残念ながらオケの全体感をとらえることができない。実際に聞こえてきたオケの音色は、ミニN響といった感じだ。分離良くわずかにブリリアント。さすがに管楽器ほかにも破綻がない。安心して聞いていられる。
前半はR.シュトラウス《ツァラトゥストラ…》。冒頭の聞き慣れたオケの総奏から圧倒的である。特にオルガンが加わっているので、しっかりとした低音――ホールの空気を揺るがせるよう――が印象的。やはりナマのオルガンは腹に響く。久しぶりにオーディオ的快感をたっぷりと体験したコンサートでした。
指揮はイオン・マリオン。プログラムを読むと、輝かしい実績である。スカラ座、ベルリン・ドイツオペラ、ベルリン・フィル等々を指揮している。LA席でもあり、オケ全体をつかめなかったのだが、指揮には無難な演奏との印象だったのだが。
所用があり、後半の《展覧会の絵》は残念だが失礼した。
<出演>
指揮:イオン・マリオン
管弦楽:ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー・オーケストラ
<プログラム>
R.シュトラウス:交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》
ムソルグスキー/ラヴェル編曲:組曲《展覧会の絵》