大野和士 ヒラリー・ハーン バルセロナ交響楽団 |
そのバルセロナ響の定期演奏会に大野和士が登場する機会が来た。2015年の1/30、31、2/1の3日間。プログラムは次の通りで、Vnのソリストにヒラリー・ハーンを迎える。
・カサブランカ:バルセロナ交響楽団委嘱作品
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ( Vn:ヒラリー・ハーン )
・ラフマニノフ:交響曲第2番
この演奏会の様子が、下記のブログに詳細に報告されている。実に丁寧な臨場感あふれるレポートです。音楽好きドクターは、熱心なことに3日間つづいて演奏会に出向いたようである。ヒラリー・ハーンにご執心で、見事な演奏を絶賛している。
→ 「音楽好きドクターのバルセロナ留学日記」 こちら
―― 以下はドクターのレポートからの要約です――
カサブランカの作品(バルセロナ交響楽団の委嘱)は、今回は初演で、題名はイタリア語で「夢と閃き。夜の輝き」のよう。大野和士の指揮は、有機的で生命感あふれる演奏だったとのこと。見事しか言いようのない出来栄え。演奏後に作曲家のカサブランカスは、よっぽど演奏に満足したのか、自ら大野和士にハグをしていたとのことだ。
ラフマニノフについては、ちょっと初日は問題があったよう。2日目からは、打って変わってオケのアンサンブルが引き締まり、大野和士のシャープな持ち味か生かされ演奏に変化したそうだ。音色も洗練され艶やかで「絹」のように滑らか。第3楽章のロマンチシズムは感動的だったとのこと。
実に充実した演奏会だったようでうらやましい。絹のアンサンブルとは、ぜひ聞きたいもの。どこかインターネットラジオでの放送はないのかな
↓写真は「音楽好きドクターのバルセロナ留学日記」からいただきました