ベートーヴェン:ピアノソナタ第26番《告別》 |
「若林顕セルフプロデュース」ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全32曲のシリーズで、今夜は第16回。金曜夜8時の開演で客席もそれなりの入り。このところ認知度が上がってきたのか。ヴォランティア仲間のI夫妻と顔を会わせた。
第26番《告別》は、ベートーヴェンのパトロンでもあったルドルフ大公が、ナポレオンの侵攻によってウィーンを離れることへの告別であるという。第1楽章にその思いが込められているようで印象的。
つづくショパンのピアノ曲。舟歌とかエチュード(練習曲集)――別れの曲、黒鍵、革命を含む――など聞き慣れた曲が並んだ。
若林さんの演奏はいつものようにすべて暗譜で精力的なものだった。
アンコールはリストのコンソレーション第3番だったが、これはいつかも聞いたことがあったな。簡素な曲であるが、良い曲だ。
《コンソラシヨン(慰め)》は6曲構成のようだ。YouTubeではバレンボイムとかの演奏を見ることができる。
バレンボイム ⇒こちら こちらは演奏の様子がよくわかる ⇒ こちら
<プログラム>
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第26番《告別》
ショパン:舟歌、エチュード集(OP.)10