メンデルスゾーンの会 第6回(最終回):管弦楽 |
2019.3.28(木) 神奈川区民文化センターかなっくホール
かなっくホールで開催されてきた、60分レクチャーコンサートの「メンデルスゾーンの会」、今回は第6回の最終回である。テーマは管弦楽。
司会の平沢さんによれば、メンデルスゾーンはモーツアルトなどと並んで、オーケストレーションの名手と言われるそうだ。今まで気づかなかったが。そういえば管弦楽では《イタリア》や《真夏の夜の夢》などバリエーションに富んだ曲が並ぶ。
本日のプログラムはまず《フィンガルの洞窟》から。カメラータかなっく(30人)は初見参であった。指揮者なしだったがアンサンブルもピッタリで軽快な演奏。奏者のレベルの高さに感心しました。音量のコントロールが、指揮者がいない場合は難しそう。
弦楽のための交響曲第13番。1楽章構成のようだ。ハ短調という調性のせいか、冒頭から深刻な響きである。悲しみの様子もある。途中から高速フーガへと。まさにバッハを彷彿とさせる。
本日のメインは、メンコンだ。ヴァイオリンも手慣れた安定した演奏。名曲を楽しんで聞くことができました。
<プログラム>
序曲《フィンガルの洞窟》
弦楽のための交響曲第13番 ハ短調 第1楽章
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
アンコール バッハ:無伴奏ソナタから第3楽章
司会・指揮:平沢匡朗
ヴァイオリン:トーマス・フェオドロフ
管弦楽:カメラータかなっく(かなっくホール専属 室内楽団)