大野和士とザグレブ・フィル |
ザクレブ・フィルハーモニー管弦楽団 演奏会の特集。
ドボルザークの《チェロ協奏曲》、ストラヴィンスキーの《春の祭典》ほか。
収録はクロアチアのコンサートホール 2004.12.17。
ザグレブ・フィルはかつて大野が8年間にわたり常任指揮者を務めた。
演奏は熱気が感じられるものの、オケの技倆が落ちたのでは?と感じさせる。
解説の音楽評論家・野本由起夫さんから興味深い話が聞けました。
大野和士のモネ劇場退任の理由は、ただ忙しいから、とのこと。
モネ劇場に拘束される比率が高いため、ほかの劇場やオケに挑戦するための余裕がないという。まだ46歳、大きく飛躍するチャンスを逃したくないというわけだ。
また、大野和士の功績として、昨年日本公演を成功させたように海外公演を繰り返して、かつてのヨーロッパのローカルなオペラ劇場であったモネを、国際的なものに育てあげたことがあると言っていた。