ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 |
指揮:ダン・エッティンガー
ピアノ:マルク=アンドレ・アムラン
ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番
エッティンガーは、元来はオペラ指揮者か。
かつて新国立で公演に接した覚えがある。 → 《ファルスタッフ》
オケ、ピアノ共々熱演。このスケールの大きな曲を楽しみました。
オケ配置は東フィルでは珍しい対抗配置である。指揮者の意向なのか?
左から、第1Vn、チェロ、ヴィオラ、右手前に第2Vnと並び
左手奥にコントラバスが陣取る。木管・金管群は中央に。
聞き慣れないこともあって、オケの響きの重心がどうしても左手に傾く感がある。
ゆったりとした開始。冒頭のホルンのロマンティックな響きが好きなのだが
今回はちょっとハラハラした。いつもながら東フィルの金管群には不満あり。
対抗配置の良さが出てこない。第2楽章などもっとヴァイオリン群の響きが溶け合ってもよいのではないか。第2Vnのガンバリが足りないようである。人数的には第1Vnと同数のようだが音量的に不足している。
第3楽章。ピアノといろいろソロ楽器との協演がある。クラリネットとか、それにチェロが印象的であるが、それぞれもっとエモーショナルに演ってもらいたかった。平板であった。
プロ後半のベートーヴェン《英雄》は聞かずに帰宅。