グラインドボーンの大野和士―その2 |
先日、グラインドボーンで指揮をしている大野和士の様子を訪ねたところ
グラインドボーンの雰囲気が伝わってくる、ていねいな回答をいただいたので
それをここにコピーしておきます
……どうもプロバイダーが違うとトラックバックがうまくいかないようなので
「オペラ三昧イン・ロンドン」さんには断っていませんが
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<kanaのコメント>
いまグラインドボーンでは指揮者・大野和士が《ヘンゼルとグレーテル》を振っていますタイムズとかガーディアンにも演奏評が出ていますが
実際に現地の様子とかが分かるとうれしいのですが……
<「オペラ三昧イン・ロンドン」さんの回答> (2008.8.13)
あ、ほんとだ。大野さんグランドボーン初指揮なんですね。この新プロダクション、今をときめくローラン・ペリーの現代版演出で、彼らしいカラフルでウィットに富んだ楽しそうな舞台ですね。
実はヘンゼルとグレーテルは今年の12月にROHでも新プロダクションが予定されていて(切符はすでにゲット)、アンジェリカ・キルヒシュラーガーとダイアナ・ダムラウ共演という豪華顔ぶれなので今から楽しみなのですが、残念乍ら他の人の演出です。
グラインドボーンはロンドンから遠いし(我が家からだと車で3時間近く掛かる)、切符は結構高いし入手困難らしいので、なかなか行く機会がありませんが、ほぼ全員正装の観客が休憩時間に芝生の上でピクニックをしたりすることで有名です。マナーハウス内に建てられたこぶりのオペラハウスも素敵で、すぐ外に羊が草を食むのがイギリス的。私は数年前に一度だけ行ったことがあるのですが、木のホールは心地よい贅沢な空間だしおハイソな雰囲気は抜群なので、もう一度、今度は着物で乗り込みたいと狙っているのですが、行くとなると丸一日掛かるし選択が慎重になります。今年も行こうかなとも思ったのですが、そこまでして行きたいものがありませんでした。でも来年はなんでもいいから久し振りに行ってみたいと思っています。
尚、夏にここで行われるグラインドボーン・フェスティバルのプロダクションの舞台と衣装そのままで何箇所かでグラインドボーン・ツアーという公演もあり、我が家はオペラ好きのオジーチャンが生きてた頃は皆でノリッチ(ノーフォーク)公演を観にいったものです。そういうドサ回りになると正装の人はまずいないし、歌手のランクも落ちるのですけどね。