横浜シティ・フィル演奏会:ニューイヤー・コンサートかも |
鎌倉芸術館(大ホール) 2008.11.30(日)
開場前から長い行列が出来ていた。日曜日とあって家族連れが多そう。
横浜シティ・フィルの演奏会に出向くのは初めてなので楽しみ。
本日のプログラムは、ブラームス、シューベルト、シュトラウスまで。ウィーンつながりのようである。それに、演奏会の〆は《ラデツキー行進曲》だったので、まるで「ニューイヤー・コンサート 大船」といった様子であった。
趣向の凝らされた楽しい演奏会であった。ブラームスの《大学祝典序曲》は懐かしい響きの曲である。シューベルトの交響曲にはどこかハイドンの雰囲気が。
休憩をはさんで後半は、《こうもり》のミニ・ハイライトか。
アデーレ役で登場したソプラノ・熊田彩乃さん。まだ芸大の学生とのことですが、澄んだ歌声が魅力的でした。舞台姿も華やかでスター性があります。
司会の男性もおしゃべりがすぎず、好感が持てました。《かじやのポルカ》では楽団の皆様がかなりの役者だということがわかりました。それにしても、金床はかなりな音です。
最後は指揮者・鎌田由紀夫さんのリードで《ラデツキー行進曲》を、会場が一体となっての手拍子で盛り上がりました。
【曲目】
・ブラームス:《大学祝典序曲》
・シューベルト:交響曲第3番 ニ長調
・ヨハン・シュトラウスⅡ世:喜歌劇《こうもり》から
序曲
アデーレのアリア「侯爵さま、あなたのようなお方は」
第3幕の前奏曲
ワルツ:《Du und Du》
アデーレのアリア「田舎娘を演じるときは」
・ヨーゼフ・シュトラウス:《かじやのポルカ》
・ヨハン・シュトラウスⅡ世:《皇帝円舞曲》
指揮:鎌田由紀夫
独唱:熊田彩乃(ソプラノ)
<アンコール>
・レハール:喜歌劇《メリー・ウィドウ》から《ヴィリアの歌》
・ヨハン・シュトラウスⅠ世:《ラデツキー行進曲》