読書ノート:『久米宏です。 ニューススターションはザ・ベストテンだった』 |
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2023年 10月 27日
久米宏には、そもそもニュースに強い思い入れがあったようだ。TBSの入社試験の最終面接で、「TBSに入社したら何をしたいですか?」と聞かれて、「最終的にはニュースをしたい」と答えていたそうだ。現代のいわゆる「ニュース番組」のイメージ確立に、久米宏ほど寄与した人物はいないのでは。 あの「ニュースステーション」の誕生がなかったら、いまのニュースショー全盛の時代はなかったでしょう。番組の骨格 ――ニューステーマの取り上げ方、コメンテーターの参加、選挙報道の視覚化とか―― これらのほとんどすべてが、ニュースステーションから、そのままのコピーではないか。 一方、久米宏が高らかに宣言した、「マスメディアは行政・立法・司法機関を監視し批判することが最大の仕事である」との心意気はどににいったのだろう。現代の首相会見に見る、白々しさ、記者質問へ真っ正面から回答しないという誠意のない姿勢、「丁寧に」という木で鼻を括ったような説明等々。メディアの毅然とした対応はいま失われているのか。 新番組「ニュースステーション」の企画は、黒柳徹子と組んだ『ザ・ベストテン』が真っ盛りの時代にすでに潜行してスタートしていたようだ。黒柳徹子に何の事情説明もできなかったのが、心苦しかったと久米は言う。テレビだけができる番組をつくろうと決めていた。テレビの特性は映像を伴う生放送にある。次に何が起こるかわからないというのが生の特性、テレビの本質だ。視覚に訴える情報を生で伝えるニュースとスポーツ、それがもっとも「テレビ的」ではないか。 新しいニュース番組は、「ニュースを伝える立場」ではなく、「ニュースを見る側」に立つことが第一だ。自分の役割はキャスターというよりも、視聴者代表の司会者だと久米は考えていた。まず「中学生でもわかるニュース」を、専門用語などを回避して、わかりやすい言葉を使うこと。中学生が理解できれば、ほとんどの人にわかってもらえるはずだ。 ◆ 『久米宏です。 ニューススターションはザ・ベストテンだった』久米宏、朝日文庫、2023/10 #
by kana-smart
| 2023-10-27 13:42
| BOOKS
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2023年 10月 02日
2023-10-1 横浜みなとみらいホール大ホール みなとみらいホールも改修が終わったようである トイレも快適になりましたね 当ホールでの横フィルの定期は久しぶりの感があります エニグマ変奏曲は素晴らしかったです 本日のテーマは「エルガー」だったのでしょうかアンコールまで一貫していました エニグマ変奏曲はやはり「ニムロッド」ですね オケの皆さんも熱が入っていました 指揮の伊藤さんもしっかりと感動的な演奏でした あたかも横フィル固有の人物を想定しているかのよう フィナーレはもっと音量を下げるのが自分の好みです ベートーヴェンも熱演でしたね 冒頭は木管との連携? ときおり金管群に違和感があったのですがなにかな 第2楽章なんか雰囲気がエルガーに通じますか 伊藤さんは獅子奮迅の指揮ぶりでした 指揮:伊藤翔 管弦楽:横浜フィルハーモニー管弦楽団 <プログラム バーンスタイン:《キャンディード》序曲 エルガー:エニグマ変奏曲 ベートーヴェン:交響曲第7番 #
by kana-smart
| 2023-10-02 12:53
| オペラ/コンサート/CD
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2023年 07月 25日
朝日新聞(2023-7-22)の一面トップには『半導体「対中国包囲網」に参加 製造装置の輸出規制 米に呼応』とのタイトルがデカデカと掲載された。日本政府は7月23日から、先端半導体の製造装置23品目について輸出規制を強化する、とのことだ。先端半導体を中国国内で生産できないようにする狙いで、対中規制を強める米国に呼応した動きだという。 この対中規制は、中国の半導体産業が壊滅しかねないほどに厳しく異次元レベルだ。中国の半導体市場はすでに世界最大の規模である。世界の3分の1以上の半導体を必要としているという。中国はなんとしても半導体の自給率を高め最先端の半導体を開発しようと試み続け、ついにSMICが7ナノの開発に成功した。この結果に危機感を抱いた米国が、厳しい規制を中国に課すことになったわけだ。中国は何らかの報復措置をとるだろう。最悪ケースは、中国が台湾に軍事侵攻してTSMCを占領するという「台湾有事」だ。このとき、TSMCは自ら半導体工場を破壊する可能性があるのか。 多くの電子電機製品やクルマには半導体が使われているが、それほど高性能な半導体は必要ない。それよりもコスパに優れている半導体――28ナノとかだ。コロナ禍で各種電子電機製品の需要が爆発すると、それに使われる28ナノ半導体の発注がTSMCに殺到した。それが世界的に拡大して半導体不足を巻き起こした。近い将来にクルマのEV化や自動運転化が進展すれば高性能半導体がさらに必要とされる。最先端の5G通信用半導体とかAI半導体である。これらは最新のプロセスをもつTSMCにしか製造できない。絶望的な車載半導体不足が続くのだろうか。 日本の半導体産業は20年以上、斜陽産業の代表格だった。エルピーダメモリも2012年に経営破綻し米マイクロンに買収された。国家プロジェクトも立ち上げたが、全て失敗し2010年以降は全く無策の状態が続いていた。2022年、熊本にTSMCを誘致することになり、経産省は4760億円もの助成をすることになった。 これをきっかけに日本半導体産業が再興するという話で持ちきりである。しかし、筆者の疑惑は深い。またしても、日本の半導体産業は失敗を繰り返すことになるだろうと。さらに、無謀極まりないのはラピダスだという。2027年までに2ナノの先端ロジック半導体を量産するとは。どう考えてもミッション・インポッシブルだ。 日本の半導体産業への筆者の提案は以下のようだ。 <衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会での意見陳述(2021-6-1)> ①日本のDRAM産業は安く大量生産する韓国の破壊的に技術に駆逐された ②日本半導体産業の政策については、経済産業省、産業革新機構、日本政策投資銀行が出てきた時点でアウト ③日本は競争力の高い製造装置や材料をより強くする政策を掲げるべきである 筆者は「強いものをより強くするべき」だと主張する。装置産業のシェアは高いものの、各種の装置が複雑化して高精度化するにつれて、日本得意の開発法も曲がり角に来るかも。韓国や中国が自国生産を加速しているなか、欧米ではAIによるプロセス開発が活発化している。いつか日本の職人芸を凌駕するだろう。マーケティングと科学的なアプローチを重視し、世界標準の装置を仕上げる努力が必要になるだろう。まず、日本の装置産業は強い、という思い込みから脱皮することだ。経産省や政府は、TSMCを熊本に誘致したり新会社のラピダスを支援するのではなく。日本の最後の砦である装置や材料産業を強化すべきだ。 ⇒ SMART #
by kana-smart
| 2023-07-25 21:10
| BOOKS
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2023年 05月 08日
「地球の歴史」について、これまでで最もワクワク感をもって読み進んだ本である。地球の誕生から「生命の歴史」とのダイナミックな連関が述べられる。そして人類の進む道は、地球温暖化はどなるのだろう?地球の歴史を概括するのに、新書3冊はちょうどよいボリュームと感じる。刊行は2016年であるが本書の鮮度はまだまだ落ちていない。 138億年前のビッグバンで宇宙が誕生した。銀河系や太陽系、そして地球が分化する。灼熱のマグマの海だった地球は、マグマの冷却や大陸の分裂・合体を繰り返しながら、厚い大気の層と穏やかな海を持った。地球の歴史は46億年、この間に起きた現象はきわめて多岐にわたる。複雑な全体像を明らかにするためには、物理学、化学、数学、生物学等々の総動員が必要だ。さらに、20世紀に入ると地球科学は大きく進展する。「プレート・テクトニクス」理論の出現だ。大陸の歴史が見直されることになった。 地球誕生のとき、熱い地球を取り巻いていた水蒸気が冷え雨となって地上に降り注いだ。大量の水はやがて海となる。そのわずか2億年後(38億年前)には海で生命が誕生する。地球は太陽系の数ある惑星のなかで唯一環境が安定した「水惑星」である。生命が生まれ、進化を遂げることができた所以だ。 ハビタブル・ゾーンという言葉がある。生命居住可能領域とも言われる。宇宙のなかで生命を維持できる環境 ――水が液体の状態でいられる範囲のことを指す。大量の水を蓄えた海こそが生命の維持に必要な温度と安定した環境を提供してくれる。太陽系の惑星のなかでも地球は特異的に水の豊富な水惑星である。地球の表面の7割が海が占めている。地球の誕生以来さまざまな偶然が重なって液体の水が生産され、現在まで保持されてきたのだ。 ◆『地球の歴史(上) 水惑星の誕生』鎌田浩毅、中公新書、2016/10 ◆『地球の歴史(中) 生命の誕生』鎌田浩毅、中公新書、2016/10 ◆『地球の歴史(下) 人類の台頭』鎌田浩毅、中公新書、2016/10 ⇒ SMART #
by kana-smart
| 2023-05-08 21:21
| BOOKS
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2023年 05月 04日
2023-5-3(水・祝) ミューザ川崎にて JR川崎駅から 尋常でない!!人混みをかき分け 開演時刻をわずかに超過して会場に駆け込んだ オケのチューニングが終わり指揮者の登場を待っているタイミングだった コロナ対策が緩和されたためでしょうか 聴衆ともども ゆったりした雰囲気が醸し出された「名曲熱演」の演奏会でした 本日のプログラムはドヴォルザーク特集 ◆序曲3部は 駆け込みで疲れたのか夢うつつで聞いてしまいました ◆交響曲第9番《新世界より》 さすがに弾き慣れた感がありますね 横フィルの実力発揮! 堂々たる演奏でした 指揮もメリハリのよいもの 第2楽章 イングリッシュホルンはたっぷりの演奏で感涙もの 第3楽章から第4楽章へと 圧倒的なフィナーレへ 今回はやたらとホルン・セクションに注目してしまいました 休憩時間に読んだプログラムに掲載されたエッセイが理由です ホルン奏者Isさんの『「下吹き」ホルンのささやかな「夢」』を 楽しく読みました ユーモアもたっぷり ――横フィルには筆の立つ人が多いなと かねて感心していました あの白髪頭がIsさんだろうと確信しましたが 「下吹き」が重要な役割であることがわかりました これからの演奏会が楽しみ <プログラム> ◆序曲三部作:《自然の中で》《謝肉祭》《オセロ》 ◆交響曲第9番 ・アンコール:スラブ舞曲 ◇指揮:松井慶太 横浜フィルハーモニー管弦楽団 #
by kana-smart
| 2023-05-04 07:35
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